私達は、お互いに縛りあっており、同時に、お互いを恐れあっています。諸宗教対話は、お互いに支えあい関わりあっていることを教え、互いの間に橋をかけ、真理についてのより深い学びをもたらしてくれます。問題解決の手段として戦うことはもうおわりにし、お互いに手を差し伸べ、友達になることで解決はかっていきたいと思います。

武器の陰に隠れることをやめ、勇気を出して、手を差し出し、心を開くことはより大きな自由につながるでしょう。私達は、すべての相違に立ち向い、精神的一致に目を向けるべきです。私達は、お互いに愛する事を学び、常に人々がなす素晴らしさに感謝するべきです。私達が共に対話という名の下に集まる時、常に他者の間違いを指摘してはなりません。

もしあなたが良いことだけを話し続けたとしたら、私達を分けるすべての表面的な違いを忘れる事でしょう。私達は、人々を分けたり否定したりする必要はありません。もしあなたが少しだけ深く人の奥へ入っていったとしたら、どこが黒でどこが白なのでしょう。どこが黄色でどこが茶色なのでしょう？魂は、黒でも白でも、黄色でも茶色でもありません。

これは本当の精神的な世界なのです。魂の言葉で話し、魂の言葉で愛しているのです。それは、和合または交流の真実の魂の対話です。私達は、仲間との交流なしで神と交流を持つ事は出来ません。多くの人々は私にこう言います。「今にも世界は、崩壊してしまいそうです。」私は、そうは思いません。私は、これは一時的なものだと考えます。私達は、偉大な変化に直面しているのです。私には、人類のとても明るい未来が見えます。そしてよりよい世界を見ることが出来ると本当に感じています。事実、私達は、すでによりよい世界を見ています。私は、常に世界中を旅している人間です。私が行く所はどこでも、諸宗教対話活動に対する理解や世界平和への献身が高まってきていることを感じます。国際諸宗教対話活動の重要性を確信しています。健康や幸せ、平和と優しさの種をまいている人々を信じます。この世界は、お互いに愛し合い、お互いに気遣いあい、共に理解を示しあいながら平和を築きあげていく人々でいっぱいになるでしょう。