9月21日、国際諸宗教センター(IIC)、国際宗教的自由協会(IARF)、モラル再武装運動(MRA)は、イスラエルのオープンハウス(NGO団体名)のイェヘズケル・ランドゥとミチェル・ファノウスとともに対話プログラムを共催した。アンドリュー・クラーク(IARF)がその会議の議長を務め、パレスチナのムスリムのアミラ・アブディンやラモラ・サンドラム(IARF)が発題した。
一般市民レベルで、国家間の力関係に正義をもたらすためにどの程度効果的な平和建設が出来るのか? この対話会議後すぐに、パレスチナとイスラエルの間で暴動が起こり、グラスルーツレベルで活動している彼らは、自らにこの問題を問わざるをえなかった。種々のレベルで「架け橋を作る」ために忍耐強く活動を続けてきた長年の努力が一瞬にして無に帰してしまうという挫折感を味わった。
イスラエルのラムレでユダヤ・パレスチナ人共存のためのセンターである「オープン・ハウス」の状況をイェヘズケル・ランダウが説明した。両者とも自分のものだと信じている1つの土地を共有するというチャレンジを‘1つの家に2人の人’と彼は表現した。「神聖な土地に邪悪なふるまい」というテレビを見ながらアメリカで育った彼が、22年前にイスラエルへ移民した重要な理由の一つは、「全人類の救済の小宇宙として一部を救う」という和解について彼が学んだことを実践に活かせる場所と思ったからであった。
IIC Newsletter 14: www.interfaith-center.org