「様々な段階の対話があり、それが発展の過程でもある。最初の必要条件は、他への心の広さと他の受容の精神である。信頼を得ることや関係を深めるには、時間がかかるため、対話グループを継続することが重要であり、また、忍耐と時間も必要である。これら全ての事を、特に国際的レベルで確実にすることは困難である。私達は、対話する中で、それぞれの前提条件を押し付けていることによく気付くことがある。例えば、イスラム教は、キリスト教の聖書を読む中で、コーランと共通するものを批判的姿勢で取りいれていると、キリスト教は憶測している。私達は、異質と見えるかもしれない他の世界に入り、学ばなければならない。そしてそれは、予想と違うものかもしれない。自分の深く確信することに対しても異議を申し立てられることも受け入れなければならない。例えば、仏教徒の中には、キリスト教が当然と考える神や自己について疑問を呈することがあるかもしれない。自身の宗教のからに守られている人たちが、危険を冒して対話を試みることは、非常に重要なことである。キリスト教は、自分達の伝統的宗教から他宗教を排他すること、疎外することを気をつけけなければならない。」
- マーカス・ブレイブルック