「まず一つ目は、万国宗教会議のスタイルである。このタイプの対話は、1983年のシカゴ万国宗教会議までさかのぼることができるが、以降、国際諸宗教対話組織が創立されてきた。しかしこうした国際諸宗教対話組織は、現在、万国宗教会議とは非常に異なるアプローチをとっている。2つ目は、ヴァチカンと国際ユダヤ教諸宗教対話委員会の各代表者の定期会議のような団体間対話である。3つ目は、他宗教によってなされる真剣な質問を取り上げ議論を重ねる神学的対話である。4番目は、社会共同体における対話、生活に関する対話は、日常生活において良い関係をつくることを模索する対話である。5番目の精神的対話は、他の宗教の祈りや瞑想から学ぶという試みである。最後の対話は、他とは異なる対話で私達自身の中で自分自身と対話し続けるという、内なる対話である。
マーカス・ブレイブルーク著書 ‘’巡礼の旅の希望’’より引用
- ダイアナ・エック